司書に向いている人

司書に向いている人

本に常に関わっている司書という職業には、いったいどのようなタイプの人間が相性良いのでしょうか。本が大好きで職業にしたいと考えている方が、司書の資格を取ろうと目指しますが、いかんせん本が好きなだけではこの仕事は全う出来ないのが現実です。

 

図書館のカウンターに一日中座り、本の返却や貸出しだけをもくもくとこなす業務だけならそれでも問題は生じませんが、図書館に訪れた様々な方の要望にスムーズに対応出来る様に、本や資料に関する幅広い知識と管理が求められますし、情報検索を行う確かな技術や、飽くなき探究心を持ち実践して行ける方にはピッタリです。司書の資格を持っているだけでは決して役には立ちません。図書館を様々な要件で訪れた方々との意思の疎通がうまく出来ると、自身の経験にも繋がり業務の幅を広げるきっかけにもなるので、人とのコミュニケーションが苦手ではなく嫌にならない方の方が、司書に向いていてスキルも向上するでしょう。

 

それと意外だと結構思われるのが、司書は実は体力がとても重要になる職種だという事です。大きい図鑑など重たい本を運ぶ機会は結構あるので、時として体力が求められるのも事実です。司書の資格を取ろうと考えた時に、自分自身の適正について良く考えて決めるようにしましょう。また図書館での業務内容は、基本的にはコンピュータで管理されている物なので、パソコンの技術は勿論必要になり磨いていきたいスキルですが、司書の仕事はパソコン技術だけに頼り切ってはいけません。図書館にやってきたお客様の求めている本を素早く探し当てるのは、司書自身の実力が試される所になります。図書館に存在する膨大な量の書籍を管理把握する事から、体力と忍耐力が重要になってくる厳しい職業ともとれるでしょう。

 

加えて、司書は図書館を訪れる子供の相手を任される機会も多々あるので、子供にきちんと向き合い話し合える能力も必要な要素です。人間的にどの程度図書館の利用者と触れあい耳を傾けて接しられるかが、司書有資格者で働いている方には、重要で大切になってくると言えるでしょう。


資格の大原


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