司書の勤務時間

司書の勤務時間

司書の勤務体系は、勤務している図書館などの開閉時間に合わせた物になっています。大抵の図書館が、夜遅くまで営業していますし、土日も関係なく人がいて図書館は開いているので、勤務時間もそれと同様にして土日関係なく朝から晩までやっており、場合によっては長時間労働や遅番などの時差出勤になるケースもあります。それから書籍の整理や点検作業といった業務が夏季に行われるケースがほとんどなので、夏休みの時期にまとまった休暇を希望する事は正直難しいと言えるでしょう。

 

また図書館の開館時間が割と長いので、勤務時間の体制としてローテーション制を大抵の図書館が組んでいます。これは司書の資格を持っているかどうかは関係なしに、1日8時間労働を行い、休憩時間は1時間というのが基本方針になります。図書館の開館時間は予め決まっているので、残業をして働くといったケースはあまりないと考えられるでしょう。

 

それと公立図書館で働く場合では、アルバイトやパートで司書の仕事を募集しているケースが沢山見受けられますが、司書資格の有無を条件としている募集はほとんどありません。この様なケースの場合、1日4時間位の短い時間での募集を募っている事もありますし、一週間の勤務時間を予め割り当て決めている図書館もあります。図書館司書の仕事に就きたいと考えているのならば、司書募集の情報をキャッチする事を第一に考える必要があります。というのも、実際の所図書館司書の募集は少ないのが現実だからです。

 

それから、司書で働く時の勤務時間を調べてみると、フルタイムでしっかり働ける司書の職場が少なく限られているのが分かります。例え有資格者だとしても、週に2日〜4日までの交代勤務体制を組んでいる職場が多いのが実際の現状です。この様な職務体系の事実が司書だけで生計を立てていくのは困難だと言われる要因となっているのでしょう。司書の資格を持ち、正社員で採用されれば話は変わりますが、正社員以外のケースでは時給も800円から1000円位が相場となっているので、労働時間で計算してみると月額10万円を超えるのが正直精一杯と言えるのが現実です。


資格の大原


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