司書の試験概要

司書の試験概要

図書館司書の資格を取得する為に実施される所謂ペーパーテストなどは存在しません。図書館司書という資格は、定められた科目の単位をしっかりと履修しておけば、終わった際に資格が自動的に手に出来るシステムなのです。しかしながら、例え資格を持っていたとしても、すぐ簡単に図書館に勤められる様には決してなりません。

 

司書として図書館で勤務したい場合には、その各図書館で行われている各々の試験に合格する必要があります。国立図書館や公立図書館などだけでなく、大学図書館など学校の図書館で司書として役に立ちたいと考えている場合においても、もれなく採用試験は行われる物なので、司書として図書館勤務で働いていくというのは一筋縄ではいきません。そんな中でも特に難しいのが、国立大学付属図書館で働くケースで、司書資格を取得した後に、国家公務員採用二種試験の図書館学を受け合格しなければなりません。司書資格を取得するテストはないのですが、司書として図書館で働く為には試験を受ける必要があるのです。

 

図書館に勤務している方達は、比較的長期間であるケースが結構多い為、欠員が出て空きが出ないと基本採用試験は行われません。それなので、常に図書館司書に対して敏感にアンテナを張っておきたいのですが、なかなかどうしてそう簡単には上手くいきません。少しでもチャンスを広げる為に、派遣会社などにおいて司書として自分の登録を済ませおき、少しでも紹介が回ってくる環境を作る様にしておきましょう。

 

それから図書館で行われる司書採用試験の内容は、まず教養問題が複数出され、専門知識を活用した記述式の問題が出されるといった具合の物が多いみたいです。記述式の詳細はと言うと、日頃図書館を活用した事のない方々に対して、図書館の存在意義や担っている役割を理解させる説明についてきちんと書かせる問題や、他にも口述式の試験も行い、集団で討議させて考えを炙り出す試験など、その各採用期間において試験内容は全く異なった形を見せているので、もし勤務先として目指している図書館があるのならば、資格取得の勉強だけでなく採用試験対策にもしっかりと取り組む様に頑張りましょう。


資格の大原


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